D.Gray-man 第78話 禁忌、三幻式

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スキンの攻撃を交わしながら、神田は六幻で斬りつける。
しかし、何度斬っても、スキンは平然としている。
でも、神田は余り気にしていないようです。

神田とスキンが居る部屋も地震が起こり、もう長くは持たない。
命を代価に主に命を与える三幻式を使う。

「君の命は限りがあるんだよ、神田君」
「量り間違えちゃいけないよ、君の命の残量をね」
医務室でのコムイの言葉を思い出す神田。

スキンを何度も斬りつけていたが、神田も手を負傷していた。
「その刀で己を切り裂く時、お前の体に己の全てが流れ込むんだ」
「神の怒りに触れた者の末路は消し炭だ！」

怯む事無くスキンを斬り続けるが、神田の手も壊死寸前にまでなっていた。
命を吸う三幻式の状態だと回復が少し遅くなる、それでもスキンに止めを刺すのには十分。
しかし、神田の身体から、突然鎖が出てくる。凄まじい攻撃を受ける神田。
「どうした、もう死んじまったか？」
神田が死んだと思っていたらしいスキンだが、無事。
「俺は死なない、俺は死ねないんだ…」

勝利を確信しているスキン。
それでも、冷静にスキンを見返す神田。
「お前は死が怖くないのか？」

同じ事を、以前コムイに聞かれたらしい神田。
「以前よりも、治るのが遅くなっているんだよ」
「ガタが来はじめているって事だ」

神田とスキンが戦う部屋の崩壊が始まる。
ロード達もアレン達も、何処かの部屋の崩壊が始まっている事を感じていた。

入り口が消え、残りは出口のみ。
「生き残るのは俺だ！」
まだ強気の神田を攻撃し続けるスキン。
「俺は、死なない。死ぬわけにはいかない。あの人を…」
スキンは、岩に打ち付けられた神田に近づき、首を掴む。

何か異変を感じたのか、顔を上げるミランダ。
でも、誰かの時間が消えたら必ず分かる。
「大丈夫、まだ皆大丈夫です」

広がっていく神田の梵字。
「何回殺せば死ぬんだ、お前」
首を焼ききろうつするスキンを、神田は六幻で貫く！

イノセンスに身体を侵されていくスキン。
「ノアが不死か。そんなデマ、誰が言ったんだかな」
「人は死ぬものだ、人である限りな」
スキンの鎖が消えて行き、神田は出口へ向かう。

「ノアは不死だ…」
でも、まだスキンは生きていたのでした。