グラトニーの能力を吸収したプライドに、苦戦するエド達。
一方、ホーエンハイムに呼ばれ、アルは目を覚ます。
そこに傷を追ったハインケルを連れたフーがやって来る。
エド達の状況を聞いたアルは、ホーエンハイムに錬金術の腕を見込んで頼みがあると。
プライドと対峙するエドとグリードの元に、ホーエンハイムが現れる。
その隙にアルがプライドの背後から襲い掛かるが、プライドはそのアルを捕獲。
アルを侮辱するプライドに、自分の息子を馬鹿にするなと、ホーエンハイムはアルごとプライドを閉じ込める。
エドは激怒するが、ホーエンハイムはこれはアルの提案と。
中に閉じ込められたアルはプライドに、今日1日、約束の日が終わるまで自分と一緒にここで大人しくしているんだと言い放つ。
憤るエドに、アルなりに全員が生き残る方法を考えた結果、わかってやれとホーエンハイム。
中に居るアルにエドが声をかけると、一日の辛抱だから大丈夫と返って来るのだった。
その頃、グリードは一人、セントラルの方向へ。
何を考えていると問うリンに、世界の王になると言っただろうと。
中に取り残されたアルとプライドは、何だかんだと話す。
計画は杜撰、人柱として利用している自分達がわが身可愛さに国外逃亡したら、それで計画はおじゃんだったと。
プライドはブラッドレイ夫人が身を挺して自分を庇った事を話し、家族ごっこではあったが、楽しかったし隙だったと語る。
そして、ブラッドレイ夫人の為に大事なものを守る為に、命を投げ出すものも居る。
ましてや人柱として選ばれたアル達は、その人間の中でも強靭な心を持っている。逃げられる訳が無いと。
スカー達もやって来て、エド達と合流。
エドは、アルが踏ん張ってくれているんだから後は俺たちがやるだけ、約束の日の始まりだと呟く。
ブラッドレイ夫人を人質にとり、軍と対峙するロイ達。
でも、敵の上官は、ロイさえ生きていればいい、夫人には利用価値が無いと。
そして、戦うロイ達の元に兵士が現れ、マスタング大佐以外は撃っていいと命令が下されるのでした。
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