ウィンリィを連れ、逃げ去るスカー。
でも、それはエド達の芝居だったと。
キンブリー達が来る前、捕らわれ負傷したスカーを、両親が生かした命だから何か意味があると、ウィンリィは治療。
自分を許すのかと問うスカーに、ウィンリィは理不尽を許してはいないと。
でもエドは、ウィンリィはこう言っているが、本当は殴り倒して、ロックベルの墓の前に引きずり出してやりたいと言い放つ。
次にスカーは、何故アメストリス国軍に荷担するのかと問う。
それに、マイルズは国の内側から、イシュヴァール人に対する人々の意識を変える為。
いつまでかかるかわからない、でも混血である自分だからこそ出来る事があると答える。
その事に気付かせてくれたのは、生粋のアメストリス人だったと。
スカーをキンブリー達に引き渡そうとするが、そこにマルコーが登場。スカーを連れて行かないよう懇願する。
事情を聞いたマイルズは、全員まとめて、ブリッグス要塞に匿う事を思いつく。
エドは反対するが、オリヴィエから事情を聞いていたマイルズは、研究書の解読は何にもまして必要な事と。
スカーはマイルズに協力を約束するが、次に、マイルズはキンブリーの配下のキメラを殺すよう命令する。
エルリック兄弟は制止するが、どうせ元の身体に戻れないから殺せと、二人は自暴自棄。
アルは鎧の中を見せ、自分はこの先何年かかろうと諦めたりはしないと話す。
吹雪になりそうになり、どうするかと困惑するエド達だったが、ヨキが地下坑道を使えばいいと。
そして、ウィンリィは、自分がスカーに連れ去られるのはどうかと提案。
エルリック兄弟は勿論反対するが、キンブリー隊が迫っている事もあり決断。
キンブリー達の部下達も、自分達も諦めたくないと、スカー達と一緒に行く事に。
ブリッグスの要塞に向かう途中、理不尽を許してはいないというウィンリィの言葉に、スカーは師父や兄が言っていた事を思い出す。
でも、ブリッグズ要塞も、オリヴィエがセントラルへ向かい、中央軍が入って来ている事で、安全では無くなってしまっていたと。
報告を受けたエド達は、その事をウィンリィに知らせに行く事に。
疲れを知らず、吹雪の中でも凍え死なない身体を持つアルが向かう事になるが。その途中、アルは自分の肉体と邂逅する。
一方、お父様は、アル、エド、ホーエンハイム、イズミにも何かの可能性があると。
そして、あと一人と、呟くのでした。
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