![]() | その先へ NAYUTAWAVE RECORDS 2009-09-09 by G-Tools |
患者が運び込まれてきて、工藤は手遅れだと言うが、それでも粘る進藤。
花輪もこれまでと言うが、進藤は処置を続け、工藤は時間を無駄に使いたくないと出て行ってしまう。
その結果、患者は亡くなり、工藤はその分治る可能性のある患者を診る事が出来ると、進藤を責める。
一方、鴨居は山城に、人が死ぬ事に鈍感になっている、このままだと好きな人が死んでも泣けない人間になりそうと、不安を告げる。
山城は、次の患者を万全な気持ちで受け入れるには、その方がいいと。
「私より貴方の方が、ずっと看護士に向いてるかもよ」
工藤は澤井に、指導医を変えてくれるよう頼む。
進藤以外なら誰でもいいという工藤に、澤井は変える方向で考えると了承。
鴨居は患者の喜久代から、孫にクレヨンを渡すよう頼まれる。
でも、小島は喜久代が認知症と診断しているようで。
鴨居が渡し物を届けている一方、病院には7歳の少年・博明が運ばれていた。
博明は無事処置が終わり、隣のベッドに居た喜久代は、良かったと笑顔。
そんな喜久代を、鴨居は複雑そうな表情で見ていたのだった。
小島は工藤の元へ行き、気持ちは分かると声をかける。
でも、今医師を続けて居られるのは進藤のおかげだから、感謝していると。
そこに鴨居がやって来て、喜久代が言っていた孫が、実は亡くなっていた事を告げる。
工藤は、ハッキリ言うべきと言うが…。
鴨居は言う事が出来ず、それを見ていた工藤は、孫はもう亡くなっていると本当の事を話してしまう。
それを聞いた喜久代は、突然泣き叫び始め、目の当たりにした工藤は立ち竦む。
悲しい知らせは一度でいいという花輪に、自分は間違った事をしたとは思っていないと工藤。
その後、喜久代が姿を消し、鴨居達は探し回る。
外に探しに行った工藤は喜久代を見つける。喜久代はまた、クレヨンを買ってきていたのだった。
そのクレヨンを、喜久代は隣のベッドに居た博明に渡し、博明もそれに応える。
孫が無くなってから、喜久代の認知症は進んだようで。
喜久代に付き合って、絵のモデルをする工藤。
でもその後、何の意味があるのかと工藤に食いかかり、博明が描いた似顔絵を捨ててしまう。
博明の様子がおかしくなり、喜久代は鴨居に知らせる。
鴨居は進藤に知らせようとするが、傍に居た工藤がそれを止め、喘息の発作と診断。
でも、博明の呼吸が停止してしまう。
そして、進藤達が駆けつけ、処置を始める。
立ち尽くす工藤。そこに喜久代が現れ泣き始め、工藤は進藤に促されて支える。
工藤は途中で小島と心臓マッサージを代わり、頑張れと声をかける。
博明は助かり、その後、進藤は捨てていた自分の似顔絵をゴミ箱から取り出す。
「工藤、お前の宝物だな」
そして工藤は、澤井に指導医を変えて欲しいと言っていた事を、取り下げる。
澤井は、そういうと思っていたが、いずれ進藤を指導医にした事を後悔するかも知れないと呟くのでした。
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