![]() | ふたつのスピカ 15 (MFコミックス フラッパーシリーズ) 柳沼 行 メディアファクトリー 2009-06-23 by G-Tools |
訓練服を着用したままでの水泳訓練が行われる事になるが、アスミは泳ぐのが苦手。
最終日にはリレーも行われ、チーム編成は前回と同じ。
佐野に、宇宙飛行士にはなれないと言われた事が、気になるアスミ。
やむを得ない状況だったと聞いていたらしいアスミの言葉も、佐野は聞き入れようとせず。
三者面談があるが、父親の友朗が来てくれるのか分からない状況のアスミ。
友朗は、獅子号事件の遺族の年金の管理等をしていて、忙しいようで。
水泳の特訓中、圭が脚をつって溺れてしまう。
アスミは助けようとして、一緒に溺れてしまいそうに。
そして、チームワークを乱す事は即死に繋がる、そういう者は宇宙飛行士に相応しく無いと大西に叱責されてしまう。
仲間を助けに行っては行け無いのかと、アスミは大西に言い返す。
その後、仲良しごっこは他所でやってという万里香に、宇宙へは1人では行け無いと思うとアスミ。
そこに佐野が入って来て、授業が始まるのだった。
そして、協力しあう事も必要だが、最後に大切なのは個人の成績と。
「半端な考えの者には、宇宙に行く資格は無い」
落ち込むアスミに、声をかける涼子。
獅子号事件の事を聞くが、涼子は誰のせいでも無い、貴方が気にする事は無いと言う。
そして、宇宙を目指していいのかと呟くアスミに、いけないと言われたら諦められるのと。
三者面談の日、友朗は少し送れつつも来てくれるのだった。
その後、獅子号の事故が友朗のせいで起きたのか訊ねるアスミに、友朗はそれを肯定。
「獅子号が墜落したのは、お父さんのせいだ。だからお父さんは、お前の背中を押してやる訳にはいかないんだ」
プラネタリウムで、アスミは春樹とバッタリ。
落ち込んでいたアスミは、春樹と話していて、少し励まされたようで。
マラソンの授業。アスミに負けた万里香に、新之助は昔から脚が早かったから追いつけなくても仕方が無いと。
そして、アスミを見ているとイライラすると言う万里香に、獅子号事件でアスミが母親を失った事を告げる。
被害者の気持ちと加害者の気持ちの両方に挟まれ、身動きが取れなくなっていると。
水泳の練習をしていて溺れかけていたアスミを、助けに飛び込む万里香。
そして万里香は、両親の事を聞いた事を話す。
自分の夢が父親を苦しめていると言うアスミに、万里香は親なんか関係ないと強く言う。
「だって自分の夢でしょう?」
そして、着衣水泳のリレーの日。
でも、アスミは練習の時に肩をぶつけてしまったようで不調。
万里香も皆と一緒にアスミの応援し、アスミが泳ぐ分も泳ぎきってしまうのでした。
でもタッチの差で負けてしまい、万里香はアスミに、次は絶対に勝って宇宙へ行くと。
アスミは見に来ていた佐野の元へ行き、宇宙を目指す事を諦めないと宣言。
登校途中、春樹を見かけて話しかけに行くアスミ。
そしてようやく、お互いの名前を教え合うのでした。
春樹は獅子号事件の被害者の遺族だったようで。
友朗と顔を合わせた春樹は、頭を下げる友朗に心にも無い事を言わないで下さいと言うのでした。
「貴方の娘は宇宙飛行士を目指しているんですね」
「僕は貴方を絶対許せない」
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