![]() | ゴッドハンド輝 45 (45) (少年マガジンコミックス) 山本 航暉 講談社 2009-03-17 by G-Tools |
手術中、またモタつき気味の輝。
そして、北見はまた安田に文句を言うが、冗談で軽くかわされてしまう。
そこに梢が現れ、指導医を片岡から北見に変更してもらうよう頼もうとするが、頼む前に駄目と。
上司の言葉に逆らうんじゃないと言う北見の言葉に、梢は仕方なく引く。
病院で女性の財布が盗まれ、犯人の男を追う輝。
ようやく捕まえるが、輝が気になっていたのは、男の黒子の方だった。
検査の結果、輝の見立て通りがんだったが、早期発見だった為に大丈夫と。
でも北見は、一時間後に手術を控えているのに、どういうつもりだと素っ気無い。
体力を消耗する事は手術に影響すると、担当医は輝から梢に変更されてしまう。
ヘコんでいる輝の元に来た安田は、北見の判断は間違っていないと言う。
オペを控えていたら、全力疾走はしないだろうなと安田。
でも、皆の協力があって、すべてが上手く行ったと。
梢のオペは無事に終わり、縫合の手術の練習をしている輝の不器用さに、この前の手術はまぐれかと訊ねる。
そして、北見のオペを傍で見られる事が、どんなに幸運な事か分かっているかと。
梢は片岡の事を、北見とは比べ物にならない、標準と、聞かれている事を知らずに言ってしまうのだったw
今度は、輝が北見の前でヘルニアの手術をする事に。
手術の後、体力管理の重要性が分かったかと北見に問われる輝。
そして北見は、慎重に迅速にと、輝に助言。
輝は北見の手術ビデオを全部持ち帰り、自宅でトレーニング。
でも翌日、輝は寝坊して、カンファレンスに遅れてしまう。
北見は輝を会議室から放り出そうとし、その際に、輝がカンファレンスをたかがと言ってしまった事から、ますます北見を怒らせてしまう。
その後、たかがと言ってしまった事を後悔し、輝は落ち込むのだった。
事故に遭った高校生が、病院に運び込まれて来る。
同行した少年・祐二の様子を気にしながらも、輝は北見の指示に従う。
手術が始まり、輝は北見の手術を見学しながらも、やっぱり祐二の事が気にかかるようで。
遂に手術室を出て行こうとする輝だったが、行けばクビという北見。
それでも輝は、祐二の様子を見に行く事を選択。
そんな輝を連れ戻そうとする同僚達の前で、とうとう祐二は倒れてしまうのだった。
他に誰も手術を行える人間が居らず、輝は自分が執刀すると。
片岡と一緒に見ていた安田は、あいつらに賭けてみようじゃないかと、手出しするつもりは無いようで。
北見の助言を思い出しながら、輝は手術を続行。
それでも緊迫した状況になるが、死なせたくない、死なせる訳にはいかないと、輝は諦めず。
手術は何とか成功し、祐二は持ち直す。
手術が終わった北見は、安田に輝が一つの命を救ったと知らされる。
安田は北見に、輝が絶対に人を死なせたくないという強い思いを持っていると告げる。
また患者が運び込まれ、輝に手術を2人でやろうと梢。
「輝先生、競争する?どちらがより多くの弾を取り出す事が出来るか、どう?」
「俺は、患者さんの身体を賭けの対象になんてしません」
「うまい言い訳ね。勘に頼った医療なんて、私は絶対に認めない」
そして、手術は始まるのでした。