![]() | ゴッドハンド輝 45 (45) (少年マガジンコミックス) 山本 航暉 講談社 2009-03-17 by G-Tools |
子供の頃、輝が父親の光介と一緒に乗った飛行機が、墜落事故に遭ってしまう。
光介の心臓マッサージで輝は息を吹き返すが、傷を負っていた光介は死んでしまう。
18年後、墜落事故の慰霊祭に来ていた輝は、そこである男性と出会う。
その後、事故現場に居合わせ、倒れた人を救助しようとする輝。
でも、突然苦しみ始め、倒れてしまっていた。救急の人には、大勢の人の命を救ったと言われるが、輝は覚えていないようで。
医者になっていた輝は病院に向かうが、そこでは手術が始まり、輝は戸惑うばかり。
そして、足手まといは要らないと、北見に手術室から出て行くよう言われてしまう。
絡まれていた職員のおばさんを助けに入った輝。
でも、ヤクザと間違えた相手は、院長の安田だったとw
親しく話されて困惑する輝ですが、安田とは慰霊祭で出会っていたのでした。
北見は輝の事を使えないと安田に言うが、安田は輝が1人の患者の死にも直面していない事を告げる。
命に対する絶対的な天運があるというなら、それを見てみたいと思わないかと安田。
神戸の四宮邸では、梢は兄にお見合いを勧められていた。
梢はきっぱりと拒否するが、兄はいずれ四瑛会に戻る事になると釘を刺す。
手術が終わったばかりで何も食べられない女の子が泣いているのに気づき、輝はスーパーに走る。
輝は女の子の為に、味がする歯磨き粉を買ってあげていたようで。
政治家・前田の担当を押し付けられた輝は、渋々診察に行く。
輝は食事をしようとしない前田の気分を変えようとカーテンを開けてしまい、マスコミに写真を撮られてしまうのだった。
でも、頭が痛むと言う前田の言葉が気にかかり、目を調べようとする輝。
そして、やっぱり病室を放り出されてしまい、命を預かっている自覚が無いと北見から叱責される。
レスキューから連絡が入り、観覧車の事故にあった女の子が運び込まれる。
西村もどうにも出来ず、この前の事故で輝が救助活動を行っていた所を見ていた隊員は、輝に助けを求める。
そして輝は、死なせたくないと、手術する事を選択。
一方、手術中の北見に、その報告が入る。
手術中、大量の出血に、手術を中止するよう言う西村。
輝は父親に救いを求め、まず止血を始める。そこに、梢が手術室に入ってくる。
輝の手捌きに、感嘆する梢や安田達。
それを見ていた安田は、真東光介を思い出すと。その1人息子が輝。
光介が輝を心臓マッサージした跡の手形が、今でも輝には残っているようで。
厳しい局面になり、北見は手術室へ行こうとするが、安田はここを乗り切れるとしたら真東光介だけだと。
「真東光介は、息子に託したんだ。真東輝に乗り移ってるんだよ」
「あいつの絶対的天運に賭けてみようじゃないか」
心臓は再鼓動しないかと思われたが、輝が心臓に触れた後、再鼓動する。
手術は成功するが、輝は倒れてしまうのだった。
梢が前田の検査をした結果、脳腫瘍だったようで。
手術中の、自分であって自分でないような感覚を、いぶかしむ輝。
「でも確かにあの瞬間、この手にあの子の命をつかんだ気がした」
そこに、梢が前田が脳腫瘍だったが、早期の発見で問題がない事を報告に来るのでした。