![]() | ヴォイス~命なき者の声~ TVサントラ NAYUTAWAVE RECORDS 2009-03-11 by G-Tools |
ビルの窓拭きの作業中に転落してしまった男性・宇野が運び込まれて来る。
落下の原因は、命綱のストッパーが外れた事のようで。
調査の結果、命綱のストッパーに異常は無かった。でも、宇野は多額の負債を抱え、精神的に追い込まれていたと大和田。
現場を訪れた後、遺族の元へ行く、大己と佳奈子。
でも、忙しすぎて主人の死を悲しんでいる暇が無いと妻は呟く。
宇野が残した借金や、息子の学費の事もあり、大変なようで。
宇野の血液型を分析した蕪木は、何かを発見。もう一度検査する事に。
宇野の会社へ行った大己は、従業員から腕時計をはめていたか訊ねる。
でも、その時計は動いておらず、アクセサリー代わりのような物だったようで。
アメリカへの研修が決まった佳奈子。
大己達は皆でお祝い。でも、1ヶ月だけのようです。
帰り道、大己と佳奈子が帰っていると、突然雨が降り出す。
大己は傘を出し、宇野の会社で聞いた話をし…佳奈子に傘を貸して、自分は濡れながら帰っていくのだった。
検査の結果、蕪木は何か気になる成分を発見した模様。
宇野は睡眠薬を飲んでいて、保険金は支払われない事に。
そこに、宇野の妻が佐川を訪ねてきて、事故だと詰め寄る。
佐川は説明するが、妻は泣きながら、貴方達に関係ないでしょうと呟く。
「貴方が自殺だと判断した事で、保険金が下りないんです」
「主人が残した借金背負って、私達、これからどうやって生活すればいいんですか?」
「もし主人が私達の為に命を絶ったとしたら、その覚悟の死は無駄だったって事ですか?主人は、何のために死んだんでしょうか…」
その様子を見ていた佳奈子達は、これで良かったのかと疑問に思う。
そんな佳奈子達達に、遺族に喜んで貰う為に法医学をやってきた訳じゃない、亡くなった人の最期の声を繋ぐ為と大己。
目の前の真実から誰も逃げなかった、だから5人でここまでやって来れたと思うと。
現場に行った大己達は、宇野の息子と遭遇。
父親は借金を残して逃げたという息子に、彰達は、現場で命を張って働いてきたと話す。
そして、大己は、宇野がしていた動かない腕時計の事を聞いてみる。
それは、息子が子供の頃、ガチャガチャで出した物をプレゼントした物だった。
大己は、時計を壊したくなくて、飛び降りる前に外したのかも知れないと。
窓を拭いた後移動したのは、そこから見える高い駅ビルを以前宇野が窓拭きした事があり、最上階で家族3人で食事をした場所だった。
死因が事故死のままだったら、生活は楽になったかも知れないけど、本当の思いは分からなかったよねと宇野の息子に語る大己。
「お父さんの死を無駄にするかしないかって、これからの君にかかってると思うんだよね」
一方、貴之の病院では、桜井という患者の病状が急変。亡くなってしまう。
亮介は貴之の病院で、桜井の妻が詰め寄っている場面に遭遇。
桜井の死亡で裏があるのか、貴之はカルテを書き換えてしまっていたようで。
亮介はカルテを見て、筆跡が違う事に気付く。
そこに来た看護士も、投与したはずの薬品が無いと不審そうだが、亮介は勘違いじゃないかと。
その後、亮介は、また桜井の妻が貴之に詰め寄っているのを目撃。
亮介は父親が居る院長室に入ろうとして躊躇い、その時、貴之はカルテを処分していた。
宇野の件が解決した後、亮介は桜井の妻に声をかけ、桜井の死に疑問を持っていると告げるのでした。
「僕も、真実が知りたいんです。旦那さんの最期の声、ちゃんと聞いて欲しいんです。だから、解剖やりませんか?」
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