![]() | ヴォイス~命なき者の声~ TVサントラ NAYUTAWAVE RECORDS 2009-03-11 by G-Tools |
火災現場で亡くなった、今成という男性の遺体が運ばれて来る。
今成には、放火の疑いもかかっているらしい。
解剖が始まり、今成が肝炎である事が発覚。
サンプルを入れた容器を哲平が運ぶが、その最中に容器を落として割ってしまう。
様子を見に来た佐川は、哲平が手を怪我しているのを見て、慌てて手を洗わせるのだった。
哲平は入院した後、自宅待機をする事に。
感染しているかどうかは、試験の結果が出るまでは分からないとの事。
ちなみに、今成はB型肝炎だったようで。
一方、佐川は学長に呼び出され、監督責任を問われる。
佐川は、最悪の場合も含めて、覚悟は出来ていると。
新聞には、火災の原因はストーブの消し忘れと発表されていた。
大己は何故今成があの家に居たのか、子供をカーペットに包んだのか疑問に思う。
でも彰は、今心配するのはそこじゃないだろうと怒る。
佳奈子と彰は哲平の元へ行き、大己と亮介は今成が働いていた場所へ。
コタツから離れるとき、少しの時間でも直ぐに電源を消していたと話す同僚。
今なりはコタツに入らず、机で詰め将棋をやっていたようで。
哲平に会いに家に行った佳奈子は、責任を感じているのか謝罪。
でも哲平は、感染していても、感染していなくても、法医学を止めると決めたと彰達に告げる。
「法医学の表面的な事に憧れていただけなんだなって、気付いちゃったんです」
今成が科学警察研究所で働いていた事を、大和田に教えられる大己達。そして、元火災のプロだったと。
元々黒こげのキーホルダーを持っていた事も聞き、やっぱり大己は気になると。
今回は止めとこうと亮介に言われるものの、大己は落ち込んでいる佳奈子に声をかける。
「俺はさ、やっぱりどうしても今成さんの最後の声、ちゃんと拾いたいんだよ」
今度は、科学警察研究所へ行った大己は、ここでも詰め将棋をやっていたか訊ねる。
やっぱりやっていたようだが、人とやるのは苦手だったそうで。
大己は今成の部下に、今成がB型肝炎だった事を知っているか訊ねる。
哲平の事で悩みつつ、それぞれ励まされて、何とか浮上する佳奈子・彰・亮介。
佐川の以前の上司の元へ行った大己は、今成が持っている黒焦げになったキーホルダーの事を聞く。
あれは、今成がはじめて研修で火災現場に行ったときに、拾ったキーホルダーだったらしい。
コタツを付けっぱなしで両親が家を出て、家に残された子供が焼死してしまった事件だったと。
「俺の知る限り、あいつほど火災の事に精通していた男は居なかったからな」
母親に電話をした哲平は、歯医者になった方が良かったか訊ねる。
でも、初めて自分からやりたいと言ったから、嬉しかったと母親は答える。哲平の好きにしていいと。
火災現場で、今成が子供を包んでいたカーペットを持ってくる佳奈子。そのカーペットは、燃えにくい加工がされていたようで。
それを見た大己は、お約束どおり何かを思いついた模様。
大己は火災の被害者の少年の両親の元へ行くが、母親が泣き出してしまい、話をする事が出来ず。
一方、哲平は検査を終え、大己達に改めて法医学を続けるつもりが無い事を告げる。
そんな哲平に、大己は今成の話をする。
今成がB型肝炎に感染したのは、科学警察研究所の元部下のミスが原因だった。
移動して来たばかりの部下のミスで、今成はサンプルの肝炎ウイルスに感染してしまった。
気に病んで出勤できなかった部下の家に、今成が哲平が影響されたドラマと同じDVDが送られてきた。
そして、研究所へ行った部下に、今成は自分の身に危険が迫る事など驚くことじゃない、覚悟はあると。
「もし俺に申し訳ないと思うなら、この仕事続けろ」
現場に着いたとき、子供はすでに息を引き取っていたが、今成はどうしても子供の遺体を守りたかった。
残された遺族を思い、今成は毛布で子供の身体を包んだと、大己は哲平達に話す。
そして、哲平は検査の結果に関わらず、法医学を続ける事を佐川に告げる。
検査の結果が出た哲平は、神社でお参りをしていた大己達に、感染していなかった事を報告するのでした。
![]() | 刹那 GReeeeN by G-Tools |