![]() | トライアングル 新津 きよみ 角川グループパブリッシング 2008-09-25 by G-Tools |
サチを庇って、刺されてしまった郷田。
子供の頃の夢を見て目覚めると、唯衣と黒木の姿。
サチは無事だったが、男は逃走中と黒木は報告。
黒木にサチの様子を聞かれ、郷田はサチが手紙を持っていた事を思い出す。
警察署から出てきたサチを向かえる真知子。
その様子を見ていた丸山は、何か感じ取っているようで。
志摩野の元へ行ったサチ。志摩野はサチが持っていた手紙を取り、火をつけて燃やしてしまう。
「今を生きるのに、過去なんて必要ない」
犯人の男・小巻の身元が割れるが、行方は分からず。
サチに連絡する郷田。
大人になった自分へ宛てた手紙を書いたその日、佐智絵は殺されてしまった事を話す。
「手紙は燃やしました。もう誰も、あの手紙の内容を知る事は出来ない。私だけが知っている、葛城佐智絵の過去です」
「君は葛城佐智絵じゃない、自分の人生を生きろよ」
そして、郷田は早々に退院。一方、黒木達も、犯人の行方の捜索をしていた。
丸山と黒木は、郷田とサチを信用していないようで。
外出するサチを、郷田は尾行。サチが向かった先は図書館だった。
そこでサチは、葛城佐智絵の事件を調べ始め、時効成立までの記事を見るのだった。
郷田がその様子を見ていると、黒木もひょっこり登場w
黒木にしつこく聞かれて、郷田はサチが佐智絵の手紙を持っていた事を話す。
真知子は志摩野の車に乗った際に、葛城佐智絵の事件の記事を持ち歩いているのを目撃。
黒木は佐智絵の元同級生から話を聞き、佐智絵には何か秘密があったらしい事を知る。
郷田は黒木に連絡を入れ、葛城佐智絵が手紙に、事件の容疑者に繋がる事を書いているはずと話す。
話しの最中、黒木と一緒に居た信造が横槍を入れてくるw
黒木と信造、そして丸山と郷田が話し合い。
郷田は信造に手紙の事を話すと、郷田が自分は何を書いたのかと聞き返される。
信造は佐智絵の手紙に目を通し、そこにはケーキ屋さんになりたいと書いてあったと話す。
「いかにも、大人が考えそうな夢ですね」
でも、郷田は信じていない模様。そこで信造は、手紙をコピーした物を郷田に渡す。
サチは父親・均に、容疑者が上がったらしい事を話し、その事を訊ねる。でも、均は何も知らない模様。
その後、均は志摩野と合流し、何処かへ…。その様子を見ている真知子。
子供の頃、郷田は佐智絵に「嫌な男がいるの」と相談されていた。
「あいつの事だ、きっと…。あいつがやったんだ…」
子供だった郷田は逃げながら、そう考えていた。
黒木は富岡の元へ行き、話しを聞く事に。
サチが家に戻ると、母親が郷田と佐智絵が一緒に映っている写真があったと差し出してくる。
黒木は郷田の家に押しかけ、郷田が書いた手紙を見せて欲しいと言い出す。
唯衣は拒否しようとするが、手紙を読んだ事をつい話してしまう。
郷田から連絡が入り、会いに行くサチ。
詳しい捜査資料が入ったら、サチにも教えるという郷田。
「身代わりとして生きていく人生を選んだ、君の力になるよ」
「貴方の力は借りない。私1人で探すわ」
佐智絵の手紙を読んだと郷田に騙されていたサチは、佐智絵の手紙の中に、顔にアザがある男について書かれていた事を話してしまう。
でたらめだった事を知ったサチは、郷田を平手打ちするのでした。
一方、黒木は郷田が書いた手紙を読んでいた。
「兄が助けたかったのは、葛城佐智絵さんなんです。サチさんじゃない…」
小巻が見つかった連絡を受け、黒木は自宅に踏み込む。
小巻を捕らえたが、小巻は顔にアザがある男に頼まれただけと。
そして、郷田は丸山がくれた25年前の事件の資料の中に、顔にアザがある男と書かれてあるメモを発見。
その頃葛城家に、顔にアザのある男が訪ねてきていたのでした。