その男性・佐野秀一の遺体が運び込まれ、立ち合う大己達。
所持品は、携帯と小銭、そして生卵を持っていたようで。
事件では無いと思われたが、妻の忍はアメフトをやっていた夫が急に死ぬはずがないと主張。
そして、佐川は感電した跡があると、佐川が指摘。
今回の件を、皆で話し合う大己達。
また現場に行ってみようと言い出す大己だが、加奈子は自分達の役目は死因の判明と反論。
「あの奥さん、このままだとずっと分からないまま生きて行くんだよ。それで本当に解決したって言えるの?」
そして結局、加奈子も一緒に現場へ行く事に。
そこは感電しそうにもない場所で、その日は雷も落ちた記録は無かったと。
その後、哲平の家ですき焼きを食べる事になるのだったw
料理が出来で肉じゃがが得意という加奈子に、嘘だとツッコミを入れる大己。
大己は1人で、秀一が所属していたらしいアメフトのチームへ。
そこで、元チームメートから話を聞くのだった。
佐野は4年前故障し、リハビリをして復帰したが、元の動きが出来ず引退していた。
秀一が死ぬ前に、家で叫び声と物音を聞いたという証言があった。
秀一は家で感電し、その後、死亡した模様。
佐川達が部屋から出て行き、加奈子は1人大己の言葉を思い出す。
「あの奥さん、このままだと何もわからないままい来て行くんだよ。それで本当に、解決したって言えるの?」
大己と亮介は一緒に、話を聞くために忍の元へ。
アメフトを辞めてから、家にこもる事が多かったらしい秀一。
その日の朝、忍は秀一に一緒になった意味があったのかと聞いていた。
そして、忍が帰宅すると、秀一は結婚指輪を残して姿を消していたと。
大己は忍に、何故秀一が卵を持っていたのか心当たりがあるか聞いてみる。
でも、秀一は料理をする事も無かったようで。
大己が冷蔵庫の中を見せてもらうのだった。
秀一と忍が結婚したのは、秀一が左腕を故障して病院に来たのがきっかけだった。
その時に、2人はよく映画を見ていたとの事。
肉じゃがの材料を持ってきた哲平達。
以前、料理が出来ると言ってので、作るよう言われてしまう加奈子。でもやっぱり料理は出来ないようでw
ピンチの加奈子だったが、哲平の家のガスが止められてしまい、難を逃れる。
そして、彰の母親がやっている店へ。
支払いを押し付けられたものの、お金が無い哲平は、食器を洗って料理を半額にして貰う事に。
彰の母親が、食器を洗う前に指輪を外している所を、見つめる大己。
佐川に何か分かったのか訪ねられる大己。
「そこまでして買いに行かせた思いって一体何だったんだろうな」
「もし旦那さんのその思いを汲み取る事が出来たら、奥さんにとってそれが最後の声になるんだろうな」
秀一の指についていた白い成分を、蕪木に調べてもらっていた加奈子。
その結果、牛乳だった模様。
大己は忍の家に走り、そして、ビデオデッキからクレイマークレイマーのビデオを取り出す。
秀一は忍と別れるつもりは無かった。
ビデオを見るためにコンセントをつなげようとして、秀一は感電してしまった。
その後、映画にならってフレンチトーストを作ろうとした秀一は、忍の為にフレンチトーストを作った。
その時に、料理をする為に秀一は指輪を外したようで。
亮介が冷蔵庫を確認すると、中には牛乳に漬したトーストが入っていたのでした。
でも、途中で卵が無い事に気付いて外へ買い出しに行き、そのまま倒れてしまった模様。
「佐野さん、次の就職先を一生懸命探していたみたいなんです」
「同僚の方も、受かるまでは絶対内緒にしておいてくれって頼まれてたみたいで」
大己達が帰った後、忍は作りかけのフレンチトーストを完成させて、秀一との時間を思い出す。
そして、大己達は、秀一が亡くなった場所で手を合わせるのでした。
「佐野さんの声は、奥さんの心にちゃんと届いたんだよ」
玲子は、忍からゼミ生が家に押しかけた事、そしてお礼を言われた事を、佐川に報告。
何故法医学者を選んだのか問われ、父親への反発と答える玲子。
そして、加奈子はまた、肉じゃがを作らなくてはならない羽目に陥るのでした。